虫然氏は頻繁にアニミズムと云う言葉を使う。アニミズムとは人が自然と対峙するときの心と述べている。ただ、自然と対峙するといっても、現代人が自然と向かい合うときの心情ではなく、食物連鎖や自然システムに組み込まれたとき、初めて芽生えるものという考え方。つまり、農耕するようになった人間には、もうアニミズムと云う考え方はないということである。狩猟民族として、食物連鎖をはじめとする自然のシステムに取り込まれてこそ、アニミズムが体現できるのです。農耕を行う事で、自然を支配するようになった人間には持てないもの。そのアニミズムを得ることが重要なのです。